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五十路男物語
第4章 あたらしい暮らし、その先へ
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引っ越しの荷ほどきも終わって、恋人同士の私と理沙、それぞれの子供たちとの4人暮らしがスタートしました。
通勤は初日から「これが毎日はキッついな…」状態でしたが、まぁそのうち慣れるだろうと楽観していました(笑)
真面目で几帳面、正義感が強くて自分の子育ての考え方や方針もしっかりと持っている理沙。
割とテキトーだけど責任感は強くて抱え込みがちな私。
しっかりしたお姉ちゃんキャラで、自分一人である程度なんでもできるけど、ママっ子の甘えん坊で泣き虫の遥。
人懐っこくて、誰にでも明るくて心優しく、でも人の話を聞いていないマイペース人間優太。
それぞれに違った家庭で、それぞれ違ったルールの元で生活してきましたので、価値観の相違やズレは、当然ながら存在します。
子供はおおらかに自由でいてほしいと思う私。
大人になっていく過程で困ることが無いように、しつけはしっかりとしたい理沙。
新生活2日目で「ザ・6歳男児」は理沙にガッツリと叱られたりしつつ…。
そのあたりも、時間をかけてゆっくりとすり合わせしていこう。
そんなことを考えていました。
入学準備
春の時点で札幌の小学校での入学説明会には行ったので、必要なもののリストは貰っていましたし、準備なんて余裕だろ。
などとかるーく考えていましたが…。
ざっくりと当時の記憶を呼び起こしてみると
ランドセル、通学帽、筆箱、鉛筆、消しゴム、下敷き、定規、はさみ、スティックのり、色鉛筆、上履き、上履き袋、給食袋、給食着(当番用)、ランチョンマット、ハンカチ、ティッシュ、マスク、などなど…。
ある程度札幌に居たときに買っていましたが、当然ながら抜けもあって急いでホームセンターに走ったり。
優太の入学準備に関しては、誰かに頼らずに全てを自分でやるべきと考えていたので、名入れも全部手書きで記入しながらも、優太が自分を選んで白老についてきてくれたことが嬉しくって、時間がかかってもコツコツとやっていた記憶があります。

優太の入学式
そして迎えた優太の小学校入学式。
コロナ禍スタート直後でしたので、参加する保護者の人数も絞られて椅子も大きく間隔をあけた体育館。3月末が誕生日なので、早生まれの同級生たちと比べると少し背も低い優太。
でも、ピンと背筋を伸ばして、しっかりと前を向いて入学式の入場をします。
思えば1年前から美雪との関係に苦しんで離婚を決断し、独りで生きていくことも覚悟していました。
そんな中で優太が自分のことを選んでくれて、そこからも沢山のことがあって、今こうして一緒にこの場所にいる。
それを思い出しながら、入学式で優太の名前を呼ばれて『ハイ!』と応えて立派に起立する姿を見て、この2年くらいの大変だったことがよみがえってきて、私は感無量で、あふれる涙が止まりませんでした。
「生まれてきてくれて、ここに居てくれて有難う」
心の底から、そんな気持ちがいっぱいでした。
その日の自分のFacebookにこんな投稿をしました。

自分にとっては、優太の入学式をやり遂げるというのが一つのミッションでしたので、ひとつの区切り(子育てに区切りなどないのですが…)がついたと、ほっと胸をなでおろすのでした。
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価値観の相違はどうしても出てきます
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