ありがとうとさようならを

第3章
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五十路男物語
第3章 夢の終わりと再構築
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そして、美雪と綾が東京へ向かう日が来ました。

荷物の殆どが運び出されてがらんとしている家の中で、私はもの思いにふけっていましたが、その日の朝、じぶんのFacebookにこんな投稿をしました。

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別れの時間

美雪と綾が東京へ向かう時間になりました。

最後に、美雪と少しだけ話をしました。

なち
「美雪のことをたくさん幸せにしたかったけど、力が足りなくてゴメンな。」
「俺と一緒にいて、少しでも幸せにできたかな?」

美雪
「うん、幸せだったよ。」
「10何年間ありがとう。なち君も幸せになってね。優太君のこと、くれぐれもお願いね。」

なち
「うん。美雪も幸せにね。」
「綾のこともよろしくね。」

3月末とは言えまだ肌寒い風が吹くなかで、タクシーを呼んで優太と一緒に美雪と綾を見送ります。

美雪
「優太君元気でね。パパのことをお願いね。」

「優太君、パパの言うことちゃんときける?」

優太
「優太君、もうすぐ小学生だから大丈夫だよ!」

なち
「綾ちゃんも体に気をつけて。家のお手伝いちゃんとやるんだよ・笑」


「うーん、ぼちぼちがんばる。」

最後に家族4人でしっかりとハグをしました。

呼んでいたタクシーが到着して、美雪と綾が乗り込みます。

そして。

美雪と綾を乗せたタクシーのドアが閉まりました。

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