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五十路男物語
第1章 食道静脈瘤と人生の転機
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今思い返せば全く事態を理解していない状態で(この時点で出血して1日半経過していました)
メチャクチャ貧血だったと思うのですが、(貧血状態で車の運転は良くありません。)
頭はぼんやり体はフラフラ状態で小一時間運転して、職場から直行でかかり付けの病院へ向かいました。
ここは春に大腸ポリープ手術をしてもらった個人病院で、「胃カメラいやだなー。痛くないところがいいなー。」と捜したら「先生の腕が良い」と評判が良くて手術をお願いしてから、定期的に診て貰っていた病院なのです。
評判が良いのと、基本的に時間予約受けない方針で、いつ行ってもメチャ混みなので多少待つのは覚悟していました。
到着したら案の定メチャ混み混み・・・。
受付にて
診察券を出して
なち
「どうもいつもお世話になってるなちといいます。一昨日の夜中にまっ黒いタール便が出まして。ついでに昨日嘔吐したら黒い胃液が出たんですよー。(あっけらかんと)」
受付のお姉さんが一瞬ギョッとした顔をして、内線で先生に状況を伝えると、待ち時間無しで即診察室に通されました。
先生
「どうもなちさん、お久しぶりですね。タール便ですか?その時の前後の状況を聞かせて貰えますか?」
ありのまま一昨日夜から今日の朝までの状況を伝え、血圧を計られて、急遽胃カメラを入れることに。
何度やっても慣れませんが、最初にカメラが喉に入ったときに嘔吐いてしまい、ゲボっと胃液を
吐いたのですが・・・。
…真っ黒。
これは普通じゃない・・・。
明らかに曇る先生と看護師さんの顔・・・。
そして食道に到達した胃カメラが映し出していたのは。
水風船に穴が空いたときのように胃壁から
噴水の如く噴き出す血。
なち
「・・・先生これって血ですよね?」
「めちゃくちゃヤバくないですか?」
先生
「めちゃくちゃヤバいです。」
「なちさん、ウチではどうしようもないから、今すぐ救急車で○○市立病院に行きましょう。」
なち
「そんな良くないんですか?
わかりました。近いから車でサクっと向かいますね!」
先生
「いや、医者として許可出来ませんので、救急車が来るまでそこで安静にしていて下さい(怒)」
救急車到着
5分ほどで救急隊が到着し、「せーのっ」と担架に乗せられ、めちゃ沢山人が居る待合いを運ばれていくのを気恥ずかしく感じつつ、人生初体験の救急車に乗ることになったのでした。
そこから記憶がまばらなのですが、○○市立病院の救急入口からガラガラと担架で運ばれて、(ここでも「せーのっ!」って乗せられたのが記憶に残ってます)病院の診察台に乗って直ぐに先生が来て
「今日土曜で当院で手術出来る医師が居ないので、もう一度救急車で旭川に向かいます!」
ん?いまから旭川??
そして、直ぐに小一時間かかる××総合病院へと2度目の救急搬送となったのでした。
救急車の担架に乗りつつ
「あー、週明けの仕事の段取り考えなきゃなー。」
などとぼんやり考えていました。
※この記事は、私自身の記憶をもとに書いた体験記です。
救急搬送や処置の流れ、会話の細部については、当時の体調や時間の経過により、実際と多少前後している可能性があります。
医療的な判断や詳しい流れについては、必ず医療機関の情報を確認してください。
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~7時間の緊急手術~
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